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土木系専門のパース制作会社「タスク」ができるまで

時代に翻弄された会社員時代

人生を変えた言葉 エピソードという程、大したもんじゃありませんがちょっとお話します。そもそも大学を卒業した時期の世の中が景気、不景気で人生だいぶ変ってくると思います。

私が美大を卒業する2,3年前までは、空前の好景気で私の専攻していた工業デザイン系の学生は、皆こぞって大企業へ就職を果たしていました。しかし、神様の悪戯か、私が卒業した昭和49年当時は、オイルショックで世の中大不況でした。設計部門、デザイン部門の人たちが皆営業に回された大変な時代でした。ですので、大企業はデザイナーの新規採用を手控え、私は就職難に喘ぎましたが、たまたま工業デザインの実技で製図を学んでいたのが救いとなり、土木設計会社へ潜り込む事ができました。

しかし、周りは理工系の連中ばかり。文系の私は自ずと浮きまくりです。それは仕方ないと思いつつも、ショックを受けたのは、同期入社の連中より基本給が安いことです。社長に問いただしてみたところ、

「お前は理系の素養が無い。同期の連中は間借りなりにも理系の勉強をしてきた。そしてここは設計会社だ。分かるか・・・・。」

そう言われると返す言葉がなく、納得せざるを得ませんでした。

「このままでは私の人生、不完全燃焼で終わってしまうなぁ。デザイナー志望でありながら、仕事は全くの畑違い・・・。早く人生の軌道修正をしなければ、どんどん本来の道から乖離していってしまう!」
場違いな場所に身を置く私が悪いと思いつつ、非力の自分にはどうすることもできません。気ばかりあせる毎日。20代後半から30代前半は、半ばふて腐れて生きていました。

人生を変えた言葉

人生を変えた言葉 しかしある日、私の人生を大きく変えるような、とんでもないことが起こりました。

ある日のこと。私は、無気力にテレビを眺めていました。テレビでは、ある人物がインタビューを受けていました。その人物は、プロの将棋指し内藤国雄9段。彼は棋士でありながら並外れた歌唱力の持ち主で、当時「おゆき」という演歌を大ヒットさせていたのです。棋士で初の紅白歌合戦に出てしまう程の腕前ですから話題性も十分でした。

彼は、インタビューを受け、次のような返しをしました。
「僕は棋士界で一番歌が上手く、歌手界で一番将棋が強いんだよ。」

最初に聞いたときは、

「ほう、中々うまいことを言うもんだな・・・」
というそっけない感想でしたが、その10秒後、私はのけぞり、目から鱗が落ちるほどの衝撃を受けました。

それは、次のように考えたからです。

「今の自分は、中途半端な土木設計と中途半端なデザイン指向ではあるが、考えようによっては土木図面が読めてそれを絵に起こせる・・・・。これって理系の連中にはできないことだよな!そう考えれば、マイナスとマイナスでプラスじゃないか!!」

それからというもの、私は見えない力に導かれる如くパース屋を開業する事になったのです。それも無駄と思っていた土木設計出身という経歴を、「希少価値」として売りとすることができたのです。今では、この業界において、その独自性が、お客様に重宝がられております。

このように、人生、万事塞翁が馬、どこでどう逆転するか分かりません。神様はお茶目です。いつもコーヒーカップを温めている者にだけ、突然”チャンス”というコーヒーを注いでくれるのです。

今年で足掛け25年。道なき道を切り開き、全力で駆け抜けてきました。これまで、数千枚にのぼる絵を描いてきました。そして、今思うこと。それは、・・・

「神様。そろそろ私にも、2杯目のおかわりを。」

「そもそもパースって何よ。」"

そもそもパースって何よ・・・・。」

稀にそんな言葉を耳にすることがあります。専門家の私でさえ突然、改まって問われると「えっ!」とまごついてしまう質問ですが、たまたま朝日新聞2008年8月11日付けの夕刊に井上健 東大大学院教授がパースとは何ぞやというシンプルにして奥深い問題にかなり明快にお答えくださっていた記事が掲載されていたのでご紹介しましょう。

【朝日新聞より原文を抜粋】

「建築、デザイン関係の文書で目にする「建築パース」「手書きパース」「CGパース」。
「パース」とはいったい何か?
無論、purse「財布、がま口」であるはずもない。そのうちにようやくわかった。

「パース」とは「パースペクティブ」の略語。

「建築パース」とは不動産広告でよく見かける、街、建物などの完成予想図のことなのである。それなら手書きとCGとがあるのも納得がいく。Perspectiveは、「光学」「光学機具」から発して「遠近法」「遠近法で描かれた画」を、さらに転じて「(見る位置によって変わる)物の見え方、見方」「視点」「展望」を意味する。

つまりperspectiveとは特定の視点から対象を観察し、描写する技術・方法であると同時に観察し、描かれた結果でもあるというわけだ。

この特定の視点というのが曲者で、そうして描かれた「画」や「展望」はいかにも客観的なように見せていながら、その実、相当に主観的なものである可能性を秘めているということになる。

カタカナ語のパースペクティブも、「遠近法」「展望」の意味で用いられるが、不動産購入の際に建築パース」をしげしげと眺めるときなど、それが本来、相当に主観的な要素を含んだものであることをわきまえておくのは無駄ではないだろう。」

ここで面白いのは「特定の視点という曲者」というくだりである。

パース屋の私から言わせると

「教授、あんたよく解ってんねえ、よくぞ言って下さいました。」
と思わず相の手を入れたくなるところだ。

この「曲者」こそがパース屋の真骨頂、つまりここが見せ場でありパース屋の優劣を競う部分なのだ。

鳥瞰図ひとつを取ってみても誰もあの画の視点から下界を見下ろして来た者は一人もいないわけであってパース屋が空から見ればこう見えるのですと言い張れば「何となくそうか、そうか、そういうもんか」とご賛同頂けるのである。

見方を変えればパース屋とは見たこともない視点からあたかも見て来たようなまことしやかな絵を描く大嘘つきと言えなくもない。とにかく過去から現在までに於いてパースは無くてはならない貴重なコミュニケーション手段のひとつであることには間違いない。

「売り手と買い手」「作り手と使い手」「官庁と民間」「専門家と素人」・・・とにかくありとあらゆる相対する立場の二者間を視覚的に取り持つインターフェース的な存在として今日もせっせとまことしやかに絵を描く手書きパース屋ではあるが、実情は職人的色合いが濃く天然記念物「トキ」と同様、絶滅危惧種であることにはまちがいない。

CG全盛時代の昨今、事務職のおばちゃんでもそこそこすごい絵を作れるほどCGはハードルが下がってきたがそれは誰が作画してもある程度同じ結果を得られるという優れた特性が功を奏しているからだろう。ほかにもいろいろあるが絵の作り手を選ばないというのはとにかく凄いことなのだ。


それに比べると・・・

確かに手書きの絵は一朝一夕にはうまく描けないだろうし描き手のセンスも要求される。若い連中はいきなり結果を求めたがる傾向が強いからおのずとCGに傾倒し、何年も経験を積んで少しづつ上達してゆく手書きパースには後継者が少ないというのが実情だ。

CADが当たり前になった現代、もう随分以前にトレーサーという職業が消滅したと聞き及んでいるがそのうちパースレンダラーという職業も消えゆく運命なのかもしれない・・・。


「あっ、いけね 胸のカラータイマーが点滅し始めた。そろそろ仕事すっか。」

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